株式会社津田屋|代表取締役社長 松橋 正樹

今回は、津田屋をけん引する松橋社長にインタビューを行い、これから入社する新卒社員へ向けたメッセージをいただきました。
インタビューでは、津田屋が描く価値観や新入社員期待すること、これからのビジョンなども伺っています。
新入社員の皆さんだけでなく、津田屋へのご入社をお考えの方やご興味をお持ちの方、まだ将来の道を迷っている方も、ぜひ社長からの力強いメッセージをご一読ください。

PROFILE

株式会社津田屋|代表取締役社長 松橋 正樹

代表取締役社長 松橋 正樹

大学卒業後、新卒社員として津田屋に入社。
「皆の会社を皆でつくる」をモットーに掲げ、地域の方や車社会への貢献を第一に考えたサービスを追求し続けています。

学生の「えいや!」と頑張る気持ちを応援したい

__新卒社員を迎えるにあたって大切にしていることを教えてください。

会社としては、何よりも新陳代謝が必要だと感じています。
古き良き時代…なんていう考え方や基準は、これから企業が存続し成長していくうえで一番邪魔になると考えています。
そうした考えのもと、どんどん新陳代謝を高めていくために、当社はずいぶん前から年功序列を廃止しました。
新たに入社される皆さんも含めて、社員の個人や個性など、それぞれの「個」を評価することを大事にしています。

__これから入社する新卒社員にはどのようなことを期待していますか?

新卒で入社する社員たちは、だいたい20歳や22歳、高卒の場合は18歳の方もいます。
その段階で、自分の数十年後をイメージして、「自分に合う会社はここだ!この職種だ!」なんて正直に言って分からないですよね。
もちろん様々な想いを持って入社してくれると思いますが、きっと多くの社員は最後の最後は「えいや!」という気持ちで入社を決めていると思うんです。
人によって「えいや!」に込められた想いや重みは違うと思いますが、私は、どんな「えいや!」も応援したいなと思っています。

私自身、大学卒業と同時に新卒でこの会社に入社して、今社長をやらせてもらっていますが、入社した当初は数十年後に社長に就任しているなんて思っていませんでした。
何十年も勤める中で、仕事が辛いとか面白くないと思ったこともありますし、「もしかしたら他の仕事の方が向いているかも」「同級生のあいつの方が給料高くていいな」と羨んだこともあります(笑)
でも、先代や同僚にすごく恵まれたことや、お客様に喜んでいただけた笑顔が栄養になってここまで続けてきました。
「えいや!」と入社を決めた時の気持ちを忘れずに、逃げずに頑張ろうという想いで一生懸命前に進んできた結果、今、社長として会社を任せていただいています。

だからこそ、新卒入社する学生さんは、「えいや!」の気持ちで飛び込んでくれたら、あとは会社が面倒見ます!と伝えたいですね。
もちろん、仕事には専門的な知識や技術、経験が必要なこともありますが、それは入社してから学べばいいので心配いりません。
とにかく、明るく元気で素直な心を持ってきてくれたら後は会社が全部引き受けるので、安心して入社してほしいと思っています。

お客様が描く価値観が企業の価値観

__津田屋が描く企業の価値観について教えてください。

企業の価値観については、お客様しか持っていないと私は考えています。
企業によっては、経営者もしくは上司の好みや考え方に合わせて、顔色を伺いながら企業価値を生み出す会社もあるでしょう。
ただ、当社がここまで大きくなってきたのはそれぞれの店舗で頑張る従業員の積み重ねがあってこそだと思っています。
店舗によって規模や運営の仕方は異なりますが、全従業員に共通しているのは、地域の自動車社会やお客様の役に立てることをしようという想いです。
その想いの積み重ねで成長してきた会社だからこそ、経営者や統括部長、店長やマネージャーの考えや好みに関わらず、お客様が描く価値観こそが、当社の価値観に結びつくと考えています。

先代の社長も大事にしていたことなのですが、日頃から社員たちには「それはお客様にとっていいことなのか」ということを考えながら仕事をしてほしいと伝えています。
お客様商売をさせていただいている以上、権利や権限はお客様にしかないと思うからです。
もちろん、「お客様は神様だ!」とまでは言いませんし、それは行き過ぎた考え方だと思います。
でも、どんなに良かれと思って一生懸命頑張ってきたことでも、お客様に受け入れられなければ意味がありませんよね。
そういう意味では、私たちの商売における権利や権限はお客様が持っているわけです。
時代によってお客様の価値観や基準は変わっていきますから、私たちもそれに準じて変化し、進化していかなければいけないと思っていますが、​​「それはお客様にとっていいことなのか」という考え方は、これから先会社の規模が大きくなったとしても変わらないつもりです。

敵だと思っていたレンタカーも事業のひとつに

__今後はどのような展望やビジョンを掲げていますか?

先ほどもお話しした通り、お客様の価値観や基準に応じて、事業も変化していかなければいけないと思っています。
特に脱炭素社会が叫ばれる昨今、自動車業界は変革を求められている時期です。
そうした中でも、「地域のお客様や車社会に対してお役に立てることはなんだろう」と考えて、少しずつ新たな事業も展開しているところです。

そのひとつとして挙げられるのがレンタカーです。
これまで私たちの事業は、自動車を保有している方がお客様であり、レンタカーを利用される方はお客様としてのターゲットではありませんでした。
むしろ、レンタカーの需要が増えれば増えるほど私たちの需要が減ってしまい、レンタカー業界に対してちょっとした敵対心すら抱いていました(笑)

でも、自動車の保有者数が減少している中でレンタカー事業は私たちが描く「地域のお客様や車社会が求めていること」とマッチすると気づいたんです。
イエローハットのうち数店舗が駅の近くにあったことや駐車場スペースに余裕があったことなど、様々な縁が重なったこともあり、元々は敵だと思っていたレンタカー事業をスタートすることになりました。
始めた当初は格安を謳い文句にして年式の古い車を扱っていたのですが、お客様から「タバコ臭いのをどうにかしてほしい」「こういう機能をつけてほしい」など様々なご意見やご要望をいただいたんです。
当然、新しい車や便利な機能を搭載することで、レンタル料は上がってしまうのですが、お客様は「格安」よりも「快適や便利さ」を求めていると分かり、ご要望に沿うようなレンタカーを用意するように変えていきました。
その結果、需要が高まり、ありがたいことに売り上げも伸びています。

レンタカー事業は一例ですが、「お客様のお役に立つことは何か」という考えから逸れなければ、もっともっと事業を拡げていけると感じていますし、これからも挑戦してきたいと思っています。
 

人生の多くの時間を良い環境で過ごせるように私が支えます!

__最後に、これから新卒入社する学生さんたちへのメッセージをお願いします!

これから社会人になる皆さんは、不安に思うこともたくさんあると思います。
社会人になってみて分かることですが、これからの人生、多くの時間を会社で過ごし、仕事に費やすことになります。
おそらく、家族やペットよりも同僚と顔を合わせる時間の方が長くなることでしょう。
だからこそ私は社長として、人生で多くの時間を過ごすことになる会社の環境を少しでも良くしたいと考えています。
従業員の皆さんが毎日を気持ちよく充実して過ごせることが、会社の業績にも反映すると思いますから、私はその下支えをする役割として環境の整備に努めるつもりです。
もちろん、まだまだ至らないこともあると思いますが、その都度改善して良くしていくことが私の仕事だと思っているので、ぜひ安心して来ていただきたいですね。
私は体も大きい方ですが、中身も大きい人だなと思われたいですし、そう思ってもらえるように日々心がけています。
「松橋社長って、元気で明るくて体も中身もでっかい人だな!」と思っていただけるように私自身精進していきますので、安心して入社していただき、一緒に成長していけたら嬉しいです。
ぜひ、皆で良い会社をつくっていきましょう!
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