【自動車業界のインターンとは?】目的や当日のプログラム、実例を徹底解説!
「自動車業界のインターンに参加したいけれど、どんな内容があるんだろう?」「インターンで何が得られるのかな?」など、さまざまな疑問がある人は必見です。この記事では、自動車業界のインターンの種類や目的、当日のプログラム例について解説します。最後には自動車業界で開催されているインターンシップの一例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インターンとは?自動車業界ではどんなものがある?
最初に、インターンシップとは何か?について解説します。
インターンとは、実際に入社する前の段階で企業の空気感や業務内容を体験できる貴重な機会です。入社してからのミスマッチを防ぎ、早期離職を回避するなどの目的があります。
インターンを開催する業種や業界はさまざまで、内容についても企業により異なるため一概には言えません。
自動車業界は、自動車を「つくる」「売る」だけでなく、お客様のカーライフを「支える」多様な仕事で成り立っています。以下のような企業が、さまざまなプログラムを開催しています。
- 自動車メーカー
- 自動車部品メーカー
- 自動車ディーラー
- カー用品販売・自動車整備
- ガソリンスタンド(燃料・サービス)
内勤・接客・整備など、自動車に関する業務は幅広いです。入社後のギャップをなくしたい、納得したうえで入社したい人は、自動車業界のインターン参加をおすすめします。
インターンシップの3つのタイプ

近年、政府の方針により、学生向けのキャリア形成支援活動の定義が見直されました。これまで「インターン」と呼ばれていたものは、内容に応じて主に以下の3つのタイプに分けられます。
オープン・カンパニー(業界・企業理解プログラム)
主に1日~数日間で開催される、企業や業界への理解を深めるためのプログラムです。一般的に「1day(ワンデー)」と呼ばれる1日完結のものも多く、企業説明会や職場見学、社員との座談会などが中心で、気軽に参加できるのが特徴です。「まずは業界を知りたい」「企業の雰囲気を掴みたい」という人に向いています。
キャリア教育(仕事理解・汎用スキル向上プログラム)
こちらも1日~数日間のプログラムが中心ですが、より「仕事」への理解に特化しています。業界の課題をテーマにしたグループワークや、ビジネススキルの基礎を学ぶ講座などが用意されています。「特定の仕事内容に興味がある」「社会人に必要なスキルを体験したい」という人におすすめです。
汎用的能力・専門能力向上型インターンシップ(就業体験プログラム)
政府が定める本来の「インターンシップ」は、このタイプを指します。原則として5日間以上で、実際の職場で社員の指導のもと就業体験を行います。より実践的な内容で、専門性を深められるのが特徴です。「本格的な社会人経験を積みたい」「入社後の働き方を具体的にイメージしたい」という人におすすめです。
自動車業界インターンの職種
自動車業界のインターンは、職種によって特徴が異なります。それぞれの職種の役割や業務を把握しておきましょう。
開発・技術
開発・技術は主に理系の学生が参加するインターンに多いです。自動車のボディ製作プロジェクトに参画したり、設計図作成に携わったりするなど、自動車ができるまでの工程を体験できるという特徴があります。
そのほかにもセンサーや連携アプリに関するインターンには、直接自動車に関係しない学部の学生が参加することもあります。技術を学びたい人やエンジニアを目指す人に最適なプログラムです。
生産技術・品質管理
自動車の製造設備や環境、完成した自動車の品質管理に興味がある人は、生産技術・品質管理のインターンが最適です。
生産技術とは生産に関するラインやシステムのこと。どのように自動車がつくられているか自分の目で見たい人は、インターンへの参加をおすすめします。
また、品質管理とは製品が基準通りの品質で作られているかを検査・保証する仕事です。不良が発生した際には、現場のフィードバックなどを基に原因を分析し、改善に繋げます。実体験することでその重要性を感じられるでしょう。
接客・販売
自動車ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなど、お客様と直接関わる企業で多く開催されています。店舗での接客やお客様への商品説明、ニーズを汲み取って商品を提案する販売業務などを体験できます。
お客様の声を直接聞けるため、カーライフを支える仕事のやりがいを肌で感じられるのが大きな魅力です。人と話すことが好きな人や、現場でのマーケティング・販売戦略に興味がある人におすすめです。
内勤・営業・事務
開発・生産といった「モノづくり」の現場や、店舗での「接客・販売」を、組織の中から支える仕事に興味がある人は、内勤・営業・事務系のインターン参加をおすすめします。
文系学生が対象となっている業務の種類は多岐にわたります。たとえば自動車を販売するターゲットを考えるマーケティング部門や、従業員の採用に関わる人事部門、働く環境に貢献する総務など、インターンのプログラムもそれぞれ異なります。
自動車業界インターンの募集開始時期
ここでは自動車業界のインターンの募集・開催時期について説明します。スケジュールを把握し、エントリーを進めましょう。
サマーインターン
サマーインターンは大学3年生が夏休みである8~9月に参加することを目的としています。自動車業界のサマーインターンは、4~6月ごろに募集開始となるケースが多いです。出遅れないよう、大学3年生になると同時にインターン情報をチェックしましょう。特に人気メーカーや大手企業はすぐに人数が上限に達して締め切られてしまうので、早めに申し込みましょう。
ウィンターインターン
ウィンターインターンもサマーインターンと同様に、大学3年生向けのイベントです。開催時期は12月から2月頃で、冬休みや春休み中の参加を想定されています。サマーインターンで思うような結果が出なかった学生や、秋以降に就活を始めた学生が参加しやすいタイミングです。
また、サマーインターンに参加した場合でもウィンターインターンでは異なるプログラムになっている可能性もあるので、その企業に興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
自動車業界インターン参加の目的
自動車業界のインターンに参加する目的は、主に以下の3つが挙げられます。目的を把握し、インターンを効果的に活用しましょう。
自己分析をする
インターンはリアルな業務を体験することで、自分にあっているかどうかを見極めることができます。仕事で求められるコミュニケーション能力や専門知識など、自分の強み・弱みを現場で客観的に知ることができるので、今後の就活にも役立ちます。また、自分の特徴を把握することで、新しい進路が見つかる可能性もあります。
入社前に先輩社員と交流する
インターンに参加すると、その企業の先輩社員と交流できます。採用担当と直接コミュニケーションをとり、就活の相談をすることが可能です。
学生のうちから企業側との交流をつくれる点は、インターンに参加する目的であり、メリットと言えます。
企業側も、インターンシップを通じて有望な学生と出会いたいと考えています。そのため、臆することなく積極的に交流していきましょう。
業務内容を把握する
インターンに参加すると、ホームページや求人票では把握しきれない業務内容をリアルに体験できます。納得したうえで選考を受けられるため、入社後のギャップがなくなり、長期的に働くための良い基盤になります。
インターンの際は事業の根幹に関わる業務を任される可能性はほぼありませんが、サポートや補助といった業務を通じて、仕事の流れを把握できます。
自動車業界インターンは何をする?

「インターンに参加したら、当日何をするんだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。ここでは自動車業界のインターンのよくあるプログラムについて紹介します。
グループワーク
グループワークとは、参加者複数名がグループとなって課題に取り組む手法です。主にテーマに沿って議論し、レポートやプレゼンにして発表するものが多いです。
成果物のクオリティだけでなく、グループでの議論への貢献度や協調性なども見られるため、グループワークに苦手意識を持つ人も少なくありません。インターンでグループワークに慣れておくことで、ミーティングの空気感や役割を理解できるというメリットもあります。
先輩社員との交流・座談会
インターンでは、先輩社員を交えた座談会はよくあるプログラムと言えます。学生と年齢が近い先輩たち・役職者など、誰が話すかは都度異なります。
座談会では会社の空気感を肌で感じられるので、人間関係や働く雰囲気を知りたい人はぜひ参加をおすすめします。
また、インターンの最後やプログラムの合間に、雑談を通じて交流できるケースもあります。座談会中は聞けなかったことを質問したり、今後の選考について聞いたりと、メリットをぜひ有効活用しましょう。
職業・業務体験
インターンは会社説明会と異なり、実際に近い業務を体験できる機会です。「自動車業界に就職したいけれど、どんな仕事があるか不安」という人は、職業体験ができるインターンに申し込むことをおすすめします。実際に業務を体験することが、その仕事が自分に合うかを見極める良い判断材料になります。
さらにビジネスマナーを合わせて体験でき、ビジネスマンに必要なスキルを積み上げることにも役立ちます。
自動車業界企業のインターン例

ここからは、自動車業界のインターンの一例を紹介します。参加を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
①自動車メーカー/1day/研究職
自動車メーカーの1dayインターンシップでは、以下のようなプログラムでのインターンが例に挙げられます。
- 人事への質疑応答
- メーカーの技術や開発職の説明
- 業界研究のサポート
この企業のインターンに参加する最大のメリットは、早期選考直結という点です。参加者は「特別枠」として選考に進める特典があります。
②自動車メーカー/1day/一般事務職
一般事務向けに、自動車メーカーが1dayインターンを行いました。
- 会社・業界説明
- 実務職の仕事内容・働き方・配属部門・福利厚生・研修制度説明
- 就職相談会
- 選考の案内
1dayかつオンラインで90分という短い時間で、忙しい人や遠方に住んでいる人も気軽に参加できるというメリットがあります。また、参加者は就活に関する相談もできるので、進路に悩んでいる人も参加したくなるプログラムです。
③自動車メーカー/短期/開発職
とある自動車メーカーは、5日間という短期型で開発職向けのインターンを行いました。
- 自動車開発にかかわる一部の業務を体験
- 自動車のデザインについてのグループディスカッション
5日間というスケジュールを活かして、1日ごとにテーマを決めて、業務を体験できるプログラムです。一度で複数業務を経験できるので、幅広い経験をしたい人にとって魅力的なインターンが期待できます。
④カー用品販売店/短期/販売・接客職
カー用品販売店が開催する、販売や接客に興味がある学生向けの短期プログラムです。
- 店舗での接客・販売の補助業務体験
- お客様のニーズを探るマーケティングのグループワーク
- 先輩社員との座談会
お客様とのコミュニケーションを通じて、カーライフを支える仕事のやりがいを直接感じられるのが大きな魅力です。文系・理系問わず、人と接することが好きな学生に人気のプログラムです。
自動車業界に興味がある人はインターンを活用しよう!
この記事では、自動車業界のインターンの種類や目的、当日のプログラムについて解説しました。
この記事で紹介したように、インターンは企業や職種によってプログラムが異なります。自己分析や業務理解を深めるための絶好の機会です。
自動車業界には、これまで紹介したメーカーだけでなく、私たち津田屋のようにお客様のカーライフを支えるサービスを提供する企業も数多く存在します。
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