未経験から国家資格取得へ。働きながら整備士を目指せる津田屋の育成・支援制度とは

「整備士になりたいけれど、車の知識がない」「働きながら国家資格なんて本当に取れるのだろうか」そんな不安を持つ方も多いかもしれません。津田屋では、未経験からでも整備士として成長し、国家資格取得を目指せる育成・支援体制を整えています。

導入研修から現場教育、資格取得支援、独り立ちまでを一貫してサポートし、実際に多くの社員が働きながら資格を取得して活躍しています。

今回は、課長兼ピット責任者のKaneko.Sさんに、資格取得までの具体的な流れや支援制度、未経験メンバーの成長事例について伺いました。
 

PROFILE

Kaneko.S

2009年入社|課長・ピット責任者

ディーラーで自動車整備の経験を積んだ後、2009年に津田屋へ中途入社。店舗勤務を経て、約10年前から全体のピット運営や人材育成を担う立場となり、現在は課長兼ピット責任者として活躍している。新人研修にも携わり、未経験から整備士へと成長できる育成体制づくりを推進している。

未経験でも安心。社会人基礎から学ぶ津田屋の新人研修

――津田屋の新人研修について教えてください。

津田屋では、入社後すぐに現場へ出るのではなく、導入研修と実践研修を組み合わせながら段階的に成長できる仕組みを整えています。

まず入社後は、入社式後に4泊5日の導入研修を実施します。ここでは社会人としての考え方や仕事への向き合い方など、マインド面を中心に学びます。その後、各店舗へ配属され、実際の現場経験を積んでいきます。

さらに5月頃には、ピット配属の新入社員向けに2日間の技術研修を行っています。オイル交換・タイヤ交換・バッテリー交換といった基本作業をテーマに、安全面の注意点や作業手順、工具の使い方など、現場の基礎を学びます。

ただ、この2日間ですべてを身につけてもらうことが目的ではありません。研修の目的は、「全員が同じスタートラインに立つこと」です。

最近は、免許取得中だったり、車を持っていなかったり、工具に触れたことがない状態で入社する人も増えています。そのため、車や整備の知識を前提にせず、工具の名前や使い方など基礎から丁寧に教えています。一方で、車好きかどうかで大きな差が出るとは感じていません。経験者は一部いても、多くは同じスタートラインです。

研修はあくまでスタート地点です。まずは安心して現場に立てる状態をつくり、その後は店舗での経験を通じて成長していきます。

「言われたからやる」をつくらない。津田屋が大切にする育成の考え方

――新人さんを育てる上で、大切にしていることを教えてください。

新人さんを育てるうえで大切にしているのは、「なぜその作業が必要なのか」まで伝えることです。

手順だけを覚えて作業する状態になってしまうと、「言われたからやる」になってしまいます。だからこそ、なぜ確認するのか、なぜこの順番なのか、なぜ省略してはいけないのかまで理解してもらうことを意識しています。

一番怖いのは、作業そのものが目的になってしまうことです。本来の目的は、安全に正しく確認すること。そのための手段が作業です。

だからこそ、一つひとつの工程に意味を持たせながら教えることを大切にしています。必要のない作業はありませんし、その理由まで伝えていくことが、今の育成では特に重要だと感じています。

伸びる人に共通すること。成長を分けるのは経験より主体性

――多くの新人さんをみてきたKaneko.Sさんですが、新人さんをみていて、この子は伸びるなどと感じることはありますか?

成長のスピードを分けるのは、経験よりも「自分から学ぼうとする姿勢」だと思っています。

店舗では先輩が常につきっきりで教えられるわけではありません。だからこそ、「なぜなんだろう」「どうしてこうなるんだろう」と自分から聞きに行ける人は、吸収が早い傾向があります。
お店側も新人さんの課題を把握したり、教える機会は提供したりしますが、その先を広げられるかは本人次第な部分も大きいです。

実際、入社直後は目立たなかった新人さんが、半年後に会うと驚くほど成長していることもあります。そういう変化を見る瞬間は多いですね。

津田屋では、新人・中途・経験者を問わず、独り立ち前に基本作業の社内試験を設けています。オイル交換やタイヤ交換、バッテリー交換などの基準をすべてクリアしなければ独り立ちはできません。
他社経験が長い方でも、津田屋の基準で技術と安全確認ができることを確認してから現場を任せています。この試験を早い段階でクリアする人ほど、その後も伸びる傾向があります。

もちろん成長には店舗のサポートも欠かせません。ただ、忙しい現場だからこそ、復習したり、自分から質問したりする姿勢が見えると、先輩たちも「もっと教えたい」と感じるものです。

働きながら国家資格取得へ。整備士資格取得までのステップとは

――津田屋で必要とされる資格取得までの具体的な流れを教えてください。

津田屋では、整備士の国家資格取得をキャリア形成の軸として支援しています。

資格取得は、一般的に「3級整備士」から始まり、「2級整備士」、その後「検査員」を目指していく流れです。1級整備士もありますが、現場ではまず2級取得、その先に検査員を目指すケースが一般的です。

最初の目標となる3級整備士は、制度改正によって以前より早く挑戦しやすくなりました。現在は実務経験半年が受験要件ですが、その期間中に整備振興会の講習を受講することで、働きながら受験資格を得られます。講習期間中も店舗で実務経験を積むため、現場と学習を並行して進められるのが特徴です。

その後、2級整備士の受験にはさらに2年の実務経験が必要になるため、最短でも入社3~4年目頃が一つの目安になります。国家資格なので最終的には本人の努力と試験合格が必要ですが、以前より挑戦しやすい環境になっています。

また、津田屋の強みは「働きながら学べること」です。現場では車種や状態が一台ずつ異なるため、知識だけでなく経験を通じた判断力が身につきます。自動車整備士の専門学校卒だとしても、実務経験を積み重ねている人には及ばないと感じています。それほど実務経験が重要です。

さらに、店舗には資格取得経験のある先輩も多く、勉強で分からないことは相談できる環境があります。苦戦する人もいますが、先輩に質問しながら乗り越えていくケースがほとんどです。

私自身、新人には「国家資格は一生使える武器」と伝えています。日々の成長は見えづらくても、資格は努力の成果が形として残り、自信につながります。だからこそ、整備士資格はできるだけ早く取得してほしいと思っています。資格取得そのものではなく、その先で自信を持って働ける状態をつくることが、私たちが資格取得を後押しする理由です。

合格後は実質負担を抑えて取得可能。津田屋の資格支援制度と他社との違い

――津田屋の資格取得支援の内容について教えてください。また、他社より手厚いところがあれば合わせて教えてください。

整備士資格の取得には実務経験だけでなく講習受講も必要で、3級整備士でも半年間の講習費用がかかります。以前は会社が立て替え、社員が毎月返済する仕組みでした。ただ、「会社で活躍するための資格なのに、若手に大きな負担をかけるべきではない」という考えから制度を見直しました。

現在は、資格取得に挑戦し合格した社員に奨励金を支給しています。一度は本人負担になりますが、合格後に支援があるため、結果的に負担を抑えて国家資格取得を目指せる仕組みです。

もちろん国家資格なので簡単ではありません。その分、努力した人がしっかり報われる制度になっています。さらに、取得後は資格手当も支給されるため、知識や技術の向上が給与アップにもつながります。

他社との違いは、「入社後の資格取得を前提に育てる文化」があることだと思います。私が以前いたディーラーの会社では、資格保有者を採用する前提だったり、講習受講も会社判断だったりしました。一方、津田屋では未経験入社から実務経験を積み、働きながら国家資格取得を目指す流れが当たり前になっています。

これからは、車好きだから整備士になるだけでなく、「手に職をつけたい」「国家資格を取りたい」「仕事として整備を極めたい」という理由で選ぶ人も増えていくと思います。津田屋では、現場経験と周囲のサポートを通じて、一歩ずつ資格取得を目指せる環境を整えています。

車の知識ゼロから独り立ちへ。未経験メンバーの成長ストーリー

――未経験のメンバーが資格を取り、独り立ちした時のエピソードはありますか?

未経験で入社したメンバーが成長し、独り立ちしていく姿は毎年見ています。そのくらい、車に触れたことがない状態からでも成長できる環境があると思っています。

毎年1月頃には、新人向けの「セカンドステップ研修」を実施しています。ここでは基本作業の振り返りに加え、「なぜその作業が必要なのか」「どんな事故に注意するべきか」など、次の成長段階に向けた内容を扱っています。

その研修で毎回感じるのが、人の成長の大きさです。入社時である9ヶ月前までは車の知識もなく、工具にも触れたことがなかった人たちが、今では当たり前のようにタイヤ交換やオイル交換を行い、お客様の車を任されるようになっています。

今入社してくるメンバーの多くは未経験です。だからこそ、経験者ばかりを求めたいとは思っていません。育てる環境は会社が用意できますし、現場経験と日々の積み重ねで知識や技術は必ず身についていきます。

知識や経験は入社後でいい。働きながら自分の可能性を広げられる環境

――これから津田屋にエントリーする方へメッセージをお願いします。

これからエントリーを考えている方に一番伝えたいのは、「車の知識がゼロでも心配しなくて大丈夫」ということです。

これからの整備士は、これまで以上に変化していく仕事だと思っています。これまでは整備技術が中心でしたが、今後は車そのものが変わり、診断やシステム理解、デジタル機器への対応など、求められる力も変わっていくはずです。だからこそ、車好きかどうかや経験の有無は入社時点では関係ありません。少しでも興味があれば、ぜひ飛び込んでみてほしいです。

また、津田屋はお客様と接することを楽しめる方には特に面白い環境だと思います。私が以前いたディーラーと比べても、津田屋のピットスタッフはお客様と直接話す機会が多くあります。作業だけでなく、悩みを聞いたり提案したり、「ありがとう」と言っていただける場面も多いです。

最初はピット業務から始めても、接客寄りの仕事へ挑戦することもできますし、技術を磨いて資格取得を目指す道もあります。働きながら自分の適性を見つけ、キャリアを広げていける会社だと思っています。

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