販売職からその先へ。津田屋で描くキャリアステップと成長のリアル

津田屋では、販売職からスタートし、現場での経験を重ねながらキャリアを築いていきます。
今回は人事を担当する柳さんに、新入社員の配属や仕事内容、キャリアステップの流れ、成長事例などについて伺いました。実際の現場でどのように成長していけるのか、そのリアルに迫ります。

PROFILE

販売職からその先へ。津田屋で描くキャリアステップと成長のリアル

柳 景太

総務部労務課 係長

未経験からスタート。フロアスタッフとしてお客様対応の最前線へ

――新入社員はどのように配属され、入社後はどのような業務からスタートするのでしょうか?

新入社員の皆さんは、まず販売職からキャリアをスタートします。配属先は、カー用品販売のイエローハットまたはガソリンスタンドのコスモ石油で、入社前に本人の希望をもとに決定されます。

配属後は、各現場で基本業務から経験を積んでいきます。コスモ石油ではフィールドスタッフとして、給油や洗車などを担当しながら接客や作業の基礎を習得します。一方、イエローハットではフロアスタッフやピットスタッフとして、接客・販売を中心に、整備やメンテナンス、商品知識を身につけていきます。

また、入社後はジョブローテーションを通じてさまざまな業務に挑戦でき、段階的にスキルの幅を広げていける環境です。

年次にとらわれないキャリアアップの仕組み

――津田屋では、入社後どのようなキャリアステップで成長していくのか教えてください。

当社では、年次による明確なキャリアステップは設けていません。年数に関わらず、意欲を持って知識やスキルを身につけ、周囲を巻き込みながら成果を出せる方であれば、若いうちからチーフなどの役職にステップアップすることが可能です。

近年は評価制度が見直され、S1・S2・S3・L1・L2・M1といった等級ごとに、「次のステップに進むために必要なスキル」が明確になりました。これによって、キャリアアップの基準が分かりやすくなり、目標を持って取り組みやすい環境になっています。

キャリアの流れとしては、一般スタッフからチーフ、店長代理、店長へと段階的に役割が広がっていきます。新卒の場合でも、早い方であれば入社後4~5年でチーフ、10年以内に店長代理へとステップアップするケースがあります。中途入社の方であれば、これまでの経験を活かし、1~2年で役職に就くこともあります。

また、状況や適性に応じて、通常のステップを飛び越えて役職に就くケースもあります。人員状況などにより、一般スタッフから店長代理や店長代行へ抜擢されることもあり、実力やタイミング次第で柔軟にキャリアアップできる点も特徴です。

▶︎近年見直された津田屋の評価制度については、こちらのインタビュー記事でも詳しく紹介しています。

スタッフから店長、さらに広がるキャリア。役割の変化とは?

――キャリアアップに伴って、役職ごとにどのような役割の違いがあるか教えてください。

役職が上がるにつれて、求められる役割も変化します。一般スタッフは自身の業務に集中するのが中心ですが、チーフになると後輩の指導やチームの取りまとめ、上司の指示を現場に落とし込む役割が加わります。さらに店長代理や店長になると、店舗全体の運営やマネジメントを担い、より広い視点で組織を見ることが求められます。

また、店長に求められる資質は一つではありません。売上づくりが得意な方もいれば、スタッフの定着やチームづくりに強みを持つ方もいます。津田屋では、それぞれの強みを活かして店舗運営を行っている点が特徴であり、自分の強みを伸ばしながらキャリアを築いていける環境です。

現場で力を伸ばし、5年で店長代理へ。新卒社員の成長のリアル

――柳さんが見てきた中で、新卒入社の社員の成長やキャリアアップが印象的だった事例を教えてください。

私が見てきた中では、高校卒業後に新卒で入社し、ガソリンスタンドで経験を積みながら、5~6年で一般スタッフから店長代理までステップアップした社員がいます。日々の業務に真摯に向き合い、着実に力をつけてきた結果だと思います。

役職に就くことで視野が広がり、さらに成長するケースも多いです。実際に、役職がついたことで「自分が頑張らなければならない」という自覚が生まれ、主体的に動けるようになる社員もいます。
中には、もともと能力はあるものの自分から前に出るタイプではない方に対して、あえて役職を任せることで力を引き出すというケースもあり、そこから大きく成長していく姿も見てきました。

研修で変わる、社会人としての意識と行動

――人事として新卒入社の社員を見ていて、入社前後でどのような変化を感じることが多いですか?

はい。入社前の印象から大きく変わるケースは多いと感じています。例えば、説明会や面接では控えめな印象だった方が、入社後にお客様の前に立つとスムーズに説明できるようになり、しっかりと接客をこなしている姿を見ることがあります。
仕事を通じて経験を積む中で、コミュニケーション力や判断力が自然と身についていくのだと思います。

その変化のきっかけとして大きいのが、入社後の導入研修です。研修では「社会人とは何か」といった基本的な考え方に触れ、特別に厳しい内容ではないものの、前向きな意識へと切り替える機会になっていると感じています。

特に印象的なのは、人前で話す経験を重ねることで自信をつけていく姿です。研修中は、同期の前で自分の考えや感想を発表する機会があり、最初は戸惑っていた方でも、次第に自分の言葉で話せるようになっていきます。
「自分がこんなに話せるとは思っていなかった」と話す新入社員もおり、研修を通じて意識や行動が変わっていく様子が伝わります。

また、同期と同じ時間を過ごすことで、安心して発言できる雰囲気や仲間意識が生まれる点も大きいと感じています。こうした環境が、自分を出すきっかけとなり、成長につながっているのではないでしょうか。

実際に、コロナ禍で対面研修が十分に実施できなかった時期には、1年目の離職率が高まる傾向も見られました。その経験からも、人と関わりながら学ぶ機会の重要性を強く感じています。

経験を活かして広がるキャリアの選択肢

――キャリアを積んだ方が、異動により新しい分野に挑戦する機会はありますか?

店舗で長く店長を務めていたベテラン社員が、私が所属している本社の労務課長として異動してきたケースです。労務の実務経験はほとんどない状態での異動で、本人も「まさか自分がこの仕事をするとは思わなかった」と話していたほどでした。

もちろん実務面では私の方が詳しい部分もありますが、異動によって強みを発揮していただいています。特に、人を巻き込む力が高く、それが部署に大きな変化をもたらしました。
それまでの労務課は比較的静かな雰囲気でしたが、その社員が来てからは明るい声掛けや冗談も増え、職場の空気が和らぎました。店舗で培ったコミュニケーション力が、本社にも良い影響を与えたのだと思います。

また、働き方にも変化がありました。私自身、「自分でやった方が早い」と業務を抱え込みがちでしたが、「チームで進めた方がいい」と声をかけられ、周囲と連携しながら進めるようになりました。その結果、業務の共有が進み、チームとしての一体感も生まれてきたと感じています。

このように、津田屋ではこれまでの経験にとらわれず、新たな分野に挑戦する機会があります。そして、その挑戦が個人だけでなく、組織全体にも良い変化をもたらします。キャリアを重ねた後も、自分の可能性を広げていける環境だと感じています。

役職は特別なものではない。前向きに捉えるキャリアアップ

――キャリアアップの中で役職がつくことに不安を感じる方もいると思いますが、どのように捉えればよいでしょうか?

役職がつくことに対して、不安を感じる方は多いと思います。実際に私自身も、「自分に務まるのだろうか」「責任が重くなるのではないか」と、最初は正直怖さを感じていました。

ただ、実際に役職についてみると、業務が大きく変わるわけではなく、これまでの仕事に少し視野を広げて取り組むイメージに近いです。私の経験でいうと、本社の場合であれば、自分の業務に加えて周囲の状況に少し気を配る程度で、急に負担が大きく増えることはありません。

また、「責任が重くなる」という点についても、すべてを一人で背負う必要があるわけではありません。基本的には、上司が「この人ならできる」と判断して役職を任せているので、何かあったときには上の立場の人がしっかりフォローしてくれます。そうした体制があるからこそ、安心してチャレンジできる環境だと思います。

周囲を見ていると、「役職はまだいいです」と一歩引いてしまう方もいますが、役職は評価の結果として任されるものですし、給与面だけでなく自身の成長にもつながります。私自身も、実際に経験してみると「思っていたよりできる」と感じる場面がありました。最初は不安があって当然ですが、経験を重ねる中で徐々に自覚も生まれていきます。

ですので、役職は「特別なもの」と構えるのではなく、「これまでの積み重ねを評価され、新しい役割に挑戦する機会」と前向きに捉えていただければと思います。怖がらず、一歩踏み出してほしいです。

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